当ギャラリーでは孔版画技法の一つであるシルクスクリーン製法にてウェアやバッグにプリントをしています。
シルクスクリーンって何?
実際にはシルク(絹)を使うことはほとんどなく紗(シャ)と呼ばれる細かいメッシュ状の生地を使います。これは例えですが網戸に光を通さないペンキで星形★を描いたとします。乾かして光にかざしたら星形の影ができますよね。これと同じ理屈でプリント用のインクが通るところと通らない所を作ることにより印刷をする技法をシルクスクリーン印刷と言います。

木枠に紗を張り光で固まる露光材という液体を塗ります。この液は光で固まる性質があります。すなわち光が当たらないところは固まりません。デザインを印刷した紙を置き専用の紫外線を当てると黒でデザインされたところは光を通さずそれ以外の部分は光を通して固まります。固まっていないデザイン部分を水で洗い流すとデザイン部分だけが抜け落ちたゴムのような膜が出来上がります。これが版。
出来上がった版を手作りしたプリント台にセットして一枚づつ刷っていきます。印刷にはスキージーというヘラのようなものを使い二度塗りします。
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